2015年5月22日金曜日

2014年度スクール終了後の受講生の声(抜粋)


■イギリスのコミュニティダンスの状況に衝撃をうけました。
国が衰退した時にその国に繁栄を再びもたらすためには国民がクリエイティビティを持つことが大切と考えたという事実。日本はまだまだそうした考えには至りません。しかしながら、ダンスの力は日本でもイギリスでも同じです。そうしたことに希望を持つことができました。
(吉福敦子/ダンサー・振付家・ワークショップデザイナー)


■大切に思うことが近い方たちと繋がり、一緒に考えられたことは本当に嬉しかったです。安心したということもあります。自分だけではなかったんだなぁと。これまで一人でぼんやり考えていた『ダンスの可能性』を確信できたことは、悩んでいた私の背中をぐっと押してもらえる機会となりました。
(絹川明奈/ダンサー・高校体育科非常勤講師


コミュニティダンス・ファシリテーター養成スクール2014(撮影:草本利枝)


発見といいますか、結局自分は今後どういう事をやっていきたいのか、何のためにやりたいのか、どこまで突っ込んでいくのか、というような事をビシビシ突きつけられました。
(康本雅子/ダンサー・振付家)



ディスカッションでは多くのことを学びました。
何事も行動すること、このような人たちがつながりを持つこと、が重要なのだと思いました。最も衝撃的だったのは「1人の100歩は大変でも、100人の1歩は簡単で大きな力になる」という言葉です。これこそがコミュニティダンスなのだと思いました。
(川原美夢/学生)




コミュニティダンス・ファシリテーター養成スクール2014(撮影:草本利枝)

私は日常的には踊っていないので不安はありましたが、クラスセッションもディスカッションも楽しく受講しました。講師の先生お二人の熱意や人間的な魅力、そして受講者の皆さんが友好的でオープンな方々だったことが理由に挙げられると思います。ビデオで英国の多様な実践を紹介して下さったことも良かったです。振付を経験できたことは私にとって貴重でした。日常的にダンスとあまり係わっていないことも、新鮮な経験ができた理由かもしれません。
(中島正博/大学教員)



私自身ファシリテーターのイメージはお世話をする人。グループ全てのことを把握し、グループが上手くいくように配慮しなければならないと感じていた。もちろん、そのような側面も必要であるが、今回のスクールで学んだことは、ファシリテーターと参加者が対等な立場であるということだ。対等であるということは、ファシリテーターが参加者に助けられることもあるし、参加者同士で関わり合い、助け合うこともあるということである。ファシリテーターが全てにおいて完璧である必要はなく、参加者の力を十分にもらい、共に作り上げていく。これがコミュニティダンスの醍醐味なのではないかと気づかされた。
(高橋芽生子/知的障害者施設支援員)



コミュニティダンス・ファシリテーター養成スクール2014(撮影:草本利枝)